販売管理システムの費用相場は？

在庫管理システムは、大きく分けると「パッケージ型」と「クラウド型」の2種類があります。パッケージ型は購入する形になりますので、自社でサーバーの準備をすることもあり、1万円～10万円くらいが相場となります。クラウド型は月額制で借りる方式なので、相場は1か月あたり2000円～1万円ほどです。

システムを運営していくにはメンテナンスやアップデートが欠かせません。パッケージ型は月額費用がかからないものの、メンテナンスやアップデートの費用、サーバーの維持管理費などが必要となります。

クラウド型は月額費用のみとなっているところが多く、後から支出が増える心配は少なくなっています。しかし、月額費用を長期的に払い続けることで、パッケージ型よりも総支払額が高くなることも考えられるのです。

販売管理システムを検討する際は、まず自社に必要な機能を明らかにしておきます。その上でクラウド型とパッケージ型のどちらが適しているか考えましょう。

販売管理システムとは受注・発注や入出荷、入金などの一連のデータを一括で管理するシステムです。それぞれの作業を人の手でバラバラに行うよりも、システム化することによって効率化が期待できます。

情報が統一されることで、担当者しか販売情報がわからないという事態が起こりにくくなり、他の部署の社員でも容易に情報を確認できようになります。また、顧客情報も含まれているため、蓄積データを利用してサービスに役立てることも可能です。

販売管理システムには大きく分けて3つの機能があります。「販売管理機能」は見積もりを作成・管理し、受注と発注、請求と債権に関するデータの入力・検索などができる機能です。

「在庫管理機能」では、受注データを利用した商品の入出荷を行えます。倉庫への出荷指示や在庫調整をしたり、在庫状況を確認したりできます。「購買管理機能」は発注や仕入れ、支払いに関する情報の入力・検索や管理ができる機能となっています。